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センサコラム「計測技術2005年6月号」Vol.02

3.主な特長

  一般的にパルスレ−ダ方式は、応答性が速い、比較的安価であるなどの有利性がある反面、高速処理が必要(マイクロ波の伝播速度は、30万km/秒)とされ、近距離計測では計測精度が悪くなる。一方、FMCW方式は高精度な計測ができる有利性がある反面、信号処理が複雑で高価になり、応答性がやや悪いなどと言われている。しかし、最近のエレクトロニクス技術の進歩により、それぞれの欠点を克服すべく製品に改善・改良を加え、安価で高精度なレベル計測が可能となった製品が、液体計測用(パルスレ−ダ方式)のSLR200/300シリーズと粉粒体計測用(FMCW方式)のSLR400シリーズである。

■ 液体計測用マイクロウェ−ブ式レベル計・SLR200/300シリーズ (パルスレ−ダ方式)

写真1.SLR200シリーズ外観

写真1.SLR200シリーズ外観

写真2.SLR300シリーズ外観

写真2.SLR300シリーズ外観

①メンテナンスが飛躍的に向上。
HARTミ通信機能を標準装備しているため、メンテナンス性を向上させるソフトウェア・“SIMATIC PDM(Process Device Manager) ”をダウンロードすることができる。
・SIMATIC PDMは、各種のパラメータ設定や簡易モニタリングおよびトラブルシューティング等を行うことができるソフトウェアで、WebサイトのDDファイル(Device Descriptor)からダウンロードすることができる。
http://www.siemens-milltronics.com

②イニシャルコストの削減が可能。
ローコストマイクロウェーブ式レベル計;SLR200−XPタイプ・ねじ込み(G1 1/2)取付ロッドアンテナ一体タイプ(アンテナ寸法;417mm or 567mm)
・優れた耐食性の一体構造(ロッドアンテナと取付ねじ部材質;PP)

③豊富なアンテナバリエ−ションにより、用途に合わせた機種選択が可能。
ロッドアンテナ、シ−ルド付ロッドアンテナ、ホ−ンアンテナ、ウェ−ブガイドアンテナ、スライドフランジ付ホーンアンテナ、サニタリ−クランプ付アンテナ等

④卓越した反射波処理機能。
障害物からの不要波除去機能や液面の波立ち補正機能および攪拌機キャンセル機能を搭載した信頼性の高い優れたコストパフォーマンスを提供。
自動不要反射波(False Echo)キャンセル機能は、タンク「空」時に学習させるだけで、障害物などからの不要反射波を自動的に検知し、抑制する“エコ−・プロセッシング技術”である。その他にも、障害物からの不要波をマスキングするTVTシャ−パ機能やTVTカーブを描く高さを設定するTVTホバ−レベル機能も搭載している。

⑤HARTやProfibus-PA(オプション)での通信が可能。
SLR200シリーズ;HART通信機能を標準装備
SLR300シリーズ;HARTおよびProfibus-PA仕様(オプション) Profibus-PA仕様は、スレ−ブ、伝送速度:31.25kbip/s、デバイスクラス:A、デバイスプロファイル:Ver.3.0である。



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