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センサコラム「計装2005年10月号」Vol.02

3.これまでの開発

 これまでのプロセスガスクロマトグラフの開発は、高い機能的信頼性や高精度分析を達成するために、どちらかと言えば、技術的に完璧なソリューションの開発に偏っていた。

 その結果、現在ではプロセスガスクロマトグラフに対して、高機能なシステムを求めることが出来るが、結果として複雑で高価なシステムになってしまった。

 この流れは、分析システムの多機能化推進の傾向をサポートはしたものの、非連続測定と分析サイクルの延長という基本的弱点を強める結果となってしまった。 さらに情報システムの統合、あるいはオペレーションやメンテナンスにおける通信も新しいトレンドとなり、従来のガスクロマトグラフでは対応できない状況になっていた。

4.マイクロ・エレクトロメカニカルシステムの衝撃

 投資額と専門技術者不足の環境下にもかかわらず、複雑性の増加という新たなジレンマから開放されるただひとつの出口は、開発の方向性を転換することにあるとの結論に達し、様々な開発テーマが持ち上がった。

 まず、カラムの内径を小さくすることが一つの解決に繋がることが実証できた。

 これは、大きなカラム容積が分離に不利に働くこと(拡散により分離された分子が再度混合される)から明白である。 カラムの内径を小さくすると容積は2乗で影響を受けはするが、分離に必要な面積は比例関係で変わらない。 これによりカラム内径を小さくすると分離性能は高くなり、短時間でシャープな分離が可能となる。そのようなカラムを小口径キャピラリカラムと呼ぶ。



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