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センサコラム「計装2005年10月号」Vol.04

5.技術の開発

 前項のコンセプトを常に念頭に置き、MicroSAMTMプロセスガスクロマトグラフ(写真1)は開発された。

 採用されたすべての構成部品はMEMSという様々な優位性をもつ技術でサポートされ、デザインされ、システムのコアであるコンパクトな分析モジュール(写真2)には、クロマトグラフに必要なすべての主要機能が組み込まれている。

写真1 クロマトグラフのデザイン

写真2 分析モジュールのデザイン

 システムには面倒な調整を要するエレメントはなく、試運転、メソッドパラメータの変更、校正などはバス経由もしくは直接接続されたコンピュータを用いて行うことが出来る。 なお、この分析システムは、自動運転モードではコンピュータの必要性はなく自律的に動作する仕組みとなっている。分析モジュールは中央部分のロックをはずせば簡単に取り出せ、モジュール交換の際は間違って嵌め込めないデザインを採用した。

 また、サンプリングポイントに直接取り付けられるよう収納容器は防爆構造であり、サンプルガスの複雑な供給及び排気配管は通常必要がない。さらに、小さな収納容器のデザインなので分析室も不要で、据付場所も選ばないのが特長である。

 前述したように、無駄を省くという基本的な考えに沿って、このガスクロマトグラフは単一ストリームのみを扱う。
 単一ストリームの優位性としては、次の点があげられる。

 ・経費のかかるマルチストリームサンプリングラインが不要
 ・サンプルガスの後処理が簡単
 ・マルチストリームでおこりがちなサンプルストリームの記録ミスがない
 ・分析の冗長性を達成するコストが低い
 ・分析データ情報を得られる回数が増える
 ・万が一、ひとつの測定を失敗しても、他の測定に影響を与えない



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