技術情報
HOME | 技術情報 | センサコラム |「「計測技術2007年9月号」Vol.02

センサコラム「「計測技術2007年9月号」Vol.02

第1表
ずれ ずれの要因 システムへの影響 現状への対策
1. 誤った,または混ざった中間原料の送入 分離塔上部からの生成物が混合したものに変化 塔内部の温度,圧力の上昇 送入成分は突然でなく徐々に変わるので、連続の成分分析を行う
2. 停電 現場またはプラント側の電源の欠陥 冷却,過熱の休止,ポンプ停止 全ての制御,計器を安全モードとする。
分離塔は自動的に安全モードとなる (加熱停止,中間原料の送入停止) 。
3. 塔下部液面の過上昇 レベル制御LIC004の故障 トレイの破壊の危険を伴う塔下部トレイへの液のあふれ 過上昇安全向け LSA+005が、過熱スチームと送入弁の閉止
4. コンデンサー受槽液面の過上昇 レベル制御LIC007の故障 受槽のあふれと、冷却電力の損失,塔内の温度上昇 (bT参照)
5. 塔内温の過上昇 受槽向け冷却水の損失 圧力上昇と排気エアへの 低圧スチームの侵入。
A.安全弁のある場合
安全弁が開き、塔内上部の生成物を大気放出
B.安全弁のない場合
塔内の許容圧力を超え、塔の安定状態を損なう
内圧監視PIZA+010により加熱蒸気弁と送入弁閉止
異常温度上昇の場合に運転者の迅速な対応のために多数の温度監視測定点を設置する
6. 下部生成物の
温度過上昇
過熱蒸気供給ラインの 制御エラー 下部生成物の最高許容温度を超えた過熱 最高許容圧力を超える圧力上昇とガス生成物による腐食 温度監視TICZA+006により加熱蒸気弁閉止

1-2 リスクグラフによる安全度水準(SIL)の決定(IEC61511-3附属書D)

HAZOP解析に基づき分離塔の圧力,温度監視についてリスクグラフによりSILを決定する(第3図)。
第3図 リスクグラフ事例第3図 リスクグラフ事例 一般的スキーム(IEC61511-3付属書D)

第2表 リスクグラフ事例
パラメータ
圧力
温度
安全弁あり
安全弁なし
結果リスク
CB
CC
CC
危険領域にさらされる時間
FB
FB
FB
危険事象回避の可能性
PB
PB
PB
検討中のSIFがないとき事象の起きる頻度
W2
W2
W1
安全度水準SIL
SIL2
SIL3
SIL2

安全度水準:(Safety Integrity Level :SIL) 低頻度作動要求モードで運用するE/E/PE安全関連系に割り当てられる安全機能安全に対する目標機能失敗尺度(JIS C 0508-1) 。



←前のページ1234567次のページ→センサコラムindexページへ

事務所所在地 サイトマップ お問い合わせ English