レベル計装

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デジタルレベル監視

工場等で稼動している装置あるいはシステムにおいて現場機器(レベルセンサ、伝送器等)とPLC等のコントローラ間の信号を4-20mAを代表とするアナログ通信からデジタル通信を用いる事で多くのメリットが期待できます。

  • 一本の配線で複数の信号を伝達できます。
  • データを正確に通信できます。
  • 配線コストが大幅に削減されます。
  • システムの構築が容易です。
  • 計測データ以外にもステータスや診断情報等が取得できます。
  • デバイスのパラメータ設定が遠隔で行えます。
  • コミッショニング時のループチェックが短時間で終了します。

弊社はSIEMENS社が採用しているPROFIBUS/PROFINETを中心にデジタルレベル計装を実現します。

システム事例

System case

デジタルレベル計装によるレベルモニタリング

PROFIBUS-PA仕様のレベルスイッチ、レベル計、バルブポジショナを使用したシステム例です。
連続式レベル計/バルブポジショナでレベル制御を行い、レベルスイッチで上下限のアラーム検出を行います。

デジタルレベル計装によるレベルモニタリング01

配線コストの削減

PROFIBUS-PAデバイスは1本のラインにデバイスを接続することが可能な上、デバイスへの電源供給も同じライン より給電されるため、配線コストの削減に繋がります。

ステータスや診断情報の取得

PROFIBUS-PAデバイスは、単に測定値や操作値を取り合うだけではなく、デバイスのステータスや自己診断情報を PLCへ取得することが可能です。当然、取得した情報はタッチパネルへ表示したり、アラームとして外部出力を行うことも可能です。

Profibus-PAデバイス通信データ例

超音波式レベル計 Probe LU Profibus-PA仕様

計測値 4byte

レベル、距離、容量 のいずれか2点

ステータス 1byte

計測正常、計測不良、断線等の異常

診断情報 4byte

Electronics failure、Mechanical failure、Motor temperature too high、Electronics temperature too high、Memory error、Measurement failure、Device not initialized、Self calibration failed、Zero point error、Power supply failure、Configration invalid、New startup (Warm start)、Restart carried out (Cold start)、Maintenance required、Characterization invalid、More diagnosis information is available

遠隔でのパラメータ設定

デバイスの調整・保守・パラメータ設定等を行う際、各々のデバイス設置場所へ行かなくても、遠隔で行うことが可能です。SIMATIC PDMがインストールされたPCをPROFIBUS-DPライン上に接続することで、PROFIBUS-PAに接続 された全てのデバイスにアクセスが可能になります。

遠隔でのパラメータ設定01
遠隔でのパラメータ設定02

デジタルレベル計装と安全計装の統合(SIL2相当)

PROFIBUS-PA仕様のレベル計、バルブポジショナおよびDC24V仕様のレベルスイッチ(SIL認定品)を使用した システム例です。 連続式レベル計/バルブポジショナでレベル制御を行います。また、SIL認定機器を使用し、レベルスイッチで上下限のアラーム検出およびバルブのシャットオフを安全回路で行います。

デジタルレベル計装と安全計装の統合(SIL2相当)01

配線コストの削減

SIL認定品のPLC(S7-300F)/レベルスイッチ(Pointek CLS)/バルブポジショナ(SIPART PS2)を使用することで、 SIL2相当の安全計装を導入することができます。

  • SIL3の場合、レベルスイッチやバルブポジショナを複数台設置する必要があります。